はじめに
英単語は覚えられるのに、いざ話そうとすると文章が出てこない。そんな経験はありませんか。
市販の例文集は内容が充実している一方で、自分には必要のない場面の例文まで載っていることが少なくありません。旅行に行く予定がないのに旅行英語を覚えたり、使う機会のないビジネス表現を学んだりしても、なかなか記憶には残らないものです。
そこでおすすめなのが、AIを使って自分専用の例文集を作る方法です。
ChatGPTなどのAIなら、自分が本当に使いたい場面・レベル・目的に合わせた例文だけを、必要な数だけ作成できます。
さらにAIは単なる例文作成ツールではありません。自分専用の教材を作れる学習パートナーとして活用できるのが大きな魅力です。
この記事では、ChatGPTを使って効率よく例文集を作る方法から、そのまま使えるプロンプト、例文を覚えやすくするコツまで詳しく紹介します。
この記事でわかること
- AIで例文集を作るメリット
- ChatGPTで例文集を作る具体的な手順
- そのままコピペで使えるプロンプト集
- AIで作った例文を覚えやすくするコツ
- 活用シーン5選と、記憶に定着させるための工夫
AIで例文集を作るメリット
自分が覚えたい表現だけ集められる
市販の教材は多くの人が使えるように作られているため、自分に必要な内容とそうでない内容が混ざっています。
しかしAIなら、
- 買い物
- 海外旅行
- 英会話
- TOEIC対策
- ビジネス英語
- 子育て
- 趣味
など、自分の目的だけに絞った例文集を作れます。
必要な表現だけを学べるので、効率よく学習を進められます。
レベルに合わせて難易度を調整できる
AIは難易度も自由自在です。
例えば、
- 中学英語だけを使う
- 高校レベルにする
- ネイティブらしい自然な表現にする
- 子ども向けの簡単な文章にする
など、自分のレベルに合わせて調整できます。
「少し難しい」「もっと簡単にして」と伝えるだけで、すぐに作り直してくれるのもAIならではの便利なポイントです。
何度でも追加・修正できる
紙の例文集と違い、AIなら何度でも内容を更新できます。
例えば、
- 苦手な表現だけ追加する
- 復習用の例文だけまとめる
- 新しく覚えた単語を使った例文を作る
など、自分の成長に合わせて例文集を育てていけます。
毎日少しずつ追加していけば、世界に一つだけのオリジナル教材が完成します。
例文の意味や文法まで一緒に学べる
AIの魅力は、例文を作るだけではありません。
例文と一緒に、
- この表現を使う理由
- 文法のポイント
- よく似た表現との違い
- より自然な言い回し
- ネイティブが使う場面
まで説明してもらえます。
「覚えるだけ」ではなく、「理解しながら学べる教材」にできるのは、AIならではの大きなメリットです。
ChatGPTで例文集を作る手順
STEP1 覚えたいテーマを決める
まずは、どんな場面で使いたい例文なのかを決めましょう。
例えば、
- 自己紹介
- 家事
- 子育て
- 海外旅行
- カフェ
- 仕事
- 趣味
など、具体的な場面を決めるほど、自分に合った例文が作りやすくなります。
「英語を勉強したい」よりも、「旅行先のレストランで使う英語を覚えたい」と伝える方が、より実践的な例文になります。
STEP2 AIに条件を伝える
テーマが決まったら、次のような条件をAIへ伝えます。
- 覚えたい単語
- 使いたいフレーズ
- 学習したい文法
- 想定する場面
- 難易度
- 欲しい例文数
条件を具体的に伝えるほど、満足度の高い例文集になります。
悪い指示の例
旅行の例文を作ってください。
これだけでは、AIは何を優先すればよいか判断できません。
良い指示の例
中学英語だけを使って、海外旅行で空港・ホテル・レストランで使える例文を15個作ってください。日本語訳も付けてください。
このように、
- レベル
- 利用シーン
- 必要な数
- 日本語訳の有無
まで指定すると、より実用的な例文集になります。
STEP3 気に入った例文を保存する
作った例文は、そのまま流してしまうのではなく、保存して繰り返し使えるようにしておきましょう。
おすすめの保存方法は次のとおりです。
- Googleドキュメント
- Notion
- Excel
- スマホのメモアプリ
- 紙のノート
普段使い慣れているツールを選ぶことが、無理なく続けるコツです。
少しずつ例文を追加していけば、自分だけのオリジナル例文集が完成します。
コピペで使えるプロンプト集
そのまま使えるプロンプトを紹介します。
「○○」の部分だけ、自分の学習したいテーマに置き換えて使ってください。
基本版
○○に関する英語例文を20個作ってください。
初心者向け
中学英語だけを使って、旅行で使える例文を20個作ってください。
日本語訳も付けてください。
TOEIC対策
TOEICによく出る○○の例文を30個作ってください。
英会話向け
ネイティブが日常会話でよく使う○○の例文を20個作ってください。
単語を覚える用
「○○」を使った例文を10個作り、
意味・発音のポイント・言い換え表現も教えてください。
おすすめの高機能プロンプト
中学英語だけを使い、海外旅行で使える例文を20個作ってください。
以下の条件も満たしてください。
・日本語訳を付ける
・15語以内の短い文章にする
・日常会話でよく使う表現を優先する
・覚えやすいポイントを一言添える
・発音で注意する単語があれば教える
・似た意味の表現も1つ紹介する
ここまで条件を指定すると、単なる例文集ではなく、「学びやすく・覚えやすいオリジナル教材」として活用できます。
AIで作った例文を覚えやすくするコツ
例文は「作ること」がゴールではありません。実際に使い、繰り返し復習することで初めて身につきます。
AIで作った例文をより効率よく覚えるために、次の方法を取り入れてみましょう。
音読する
まずは声に出して読んでみましょう。
目で読むだけよりも、口と耳を使うことで記憶に残りやすくなります。
AIに
「音読しやすい短い例文を作ってください」
とお願いするのもおすすめです。
AIに穴埋め問題を作ってもらう
覚えたつもりでも、実際に思い出せるかは別です。
AIに
「この例文を穴埋め問題にしてください。」
と依頼すれば、簡単に復習問題を作れます。
インプットだけでなくアウトプットも行うことで、知識が定着しやすくなります。
並べ替え問題にする
単語を並べ替えて英文を完成させる問題もおすすめです。
語順を考える練習になるため、自然な英文が作れるようになります。
例えば、
「この例文を並べ替え問題にしてください。」
とお願いするだけで作成できます。
会話形式にしてもらう
一文だけで覚えるより、会話の流れの中で覚えた方が実際に使いやすくなります。
例えば、
「この例文を使った短い会話を作ってください。」
と依頼すれば、実践的な英会話の練習にもなります。
毎日5文ずつ復習する
一度に大量の例文を覚えようとすると、途中で挫折してしまいがちです。
毎日5文程度を繰り返し復習する方が、長期的には効率よく覚えられます。
AIに
「今日復習すべき例文を5個選んで、簡単なテストを作ってください。」
とお願いすれば、毎日の学習も続けやすくなります。
AIを使うときの注意点
不自然な英語になる場合がある
AIは自然な英文を作ることが得意ですが、まれに不自然な表現や、実際にはあまり使われない言い回しが含まれることがあります。
気になる表現があれば、辞書や教材なども参考にして確認しましょう。
一度に大量に作りすぎない
「100個作ってください」とお願いすることもできますが、一度に大量の例文を作っても覚えきれないことがほとんどです。
まずは10〜20個程度から始め、必要に応じて追加していく方が学習効果は高まります。
必ず声に出して使う
読むだけでは、実際の会話で使えるようにはなりません。
音読したり、書いてみたり、英会話で使ってみたりすることで、初めて「使える英語」になります。
AIの回答をそのまま信じすぎない
AIは便利ですが、すべての回答が完璧とは限りません。
特に試験対策や仕事で使う英文は、
- 辞書
- 学校教材
- 英語教師
- 信頼できる英語学習サイト
などでも確認すると安心です。
AIは「先生」の代わりではなく、「学習をサポートしてくれるパートナー」と考えるとよいでしょう。
AIで例文集を作る活用シーン6選
1. 海外旅行
空港、ホテル、レストラン、買い物など、旅行中によく使う場面だけを集めた例文集を作れば、短期間でも効率よく準備できます。
2. 英会話教室の予習・復習
レッスンで扱うテーマに合わせた例文を事前に作れば予習になります。
レッスン後には、習った表現を使った新しい例文をAIに作ってもらえば、復習にも役立ちます。
3. TOEIC・英検対策
頻出単語や文法を使った例文集を作れば、試験でよく出る表現を効率よく覚えられます。
4. ビジネスメール
依頼、お礼、お詫び、確認など、仕事でよく使う表現だけをまとめておけば、英文メールを書く際にも役立ちます。
5. 趣味(映画・料理・スポーツなど)
好きなジャンルの例文を集めることで、英語学習がより楽しくなります。
映画のレビューを読んだり、料理のレシピを理解したり、スポーツ中継を楽しんだりと、趣味と英語を結び付けられます。
6. 子どもの英語学習
子どもの学年や習っている単語に合わせた例文集を作ることもできます。
例えば、
- 学校で習った単語だけを使う
- 中学1年生レベルで作る
- 短い例文にする
など条件を指定すれば、家庭学習にぴったりの教材になります。
親子で一緒に学習する際にも活用しやすいでしょう。
AIで「覚えられる例文」を作るコツ
せっかく例文集を作っても、覚えられなければ意味がありません。
AIに依頼するときは、次の3つを意識してみましょう。
「短く」
長い文章ほど覚えるのは大変です。
例えば、
「一文は15語以内で作ってください。」
とお願いすると、シンプルで覚えやすい例文になります。
「自分に関係ある内容」
自分に関係する内容は、記憶に残りやすいといわれています。
例えば、
「私は北海道に住んでいる設定で例文を作ってください。」
「カフェ巡りが趣味という設定で作ってください。」
など、自分の生活に近い内容にしてもらうのがおすすめです。
「繰り返し使える表現」
日常生活で何度も使える表現を優先すると、自然と記憶に定着します。
例えば、
「日常会話で頻繁に使う表現を中心にしてください。」
とお願いしてみましょう。
旅行でしか使わない表現よりも、毎日の生活で使える表現の方が覚えやすく、応用もしやすくなります。
よくある質問
Q. 英語初心者でも使えますか?
はい。
「中学英語だけで作ってください」とお願いすれば、初心者向けの例文を作ってもらえます。
Q. 無料版のChatGPTでも使えますか?
はい。
無料版でも例文作成や簡単な解説には十分活用できます。
Q. 例文は何個くらい作ればいいですか?
最初は10〜20文程度がおすすめです。
覚えたら新しい例文を追加していく方が、無理なく続けられます。
Q. 日本語から英語を考える練習にも使えますか?
もちろんです。
例えば、
「日本語だけを表示して、英語は答え合わせのときに見せてください。」
と依頼すれば、英作文の練習にも活用できます。
まとめ
- AIなら自分専用の例文集を簡単に作れる
- 覚えたい場面や目的に合わせて自由にカスタマイズできる
- 文法や表現の解説も一緒に学べる
- 穴埋め問題や会話形式など、復習にも活用できる
- 少しずつ例文を増やせば、自分だけのオリジナル教材が完成する
市販の例文集を最初から最後まで覚える必要はありません。
AIを活用すれば、「今の自分に必要な例文」だけを集めた、世界に一つだけのオリジナル教材を作れます。
まずは10個の例文を作るところから始めてみましょう。きっと、これまでより効率よく、そして楽しく英語学習を続けられるはずです。


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