ChatGPTに個人情報を入力しても大丈夫?初心者が知っておきたい注意点

AI初心者・AIの使い方
  1. はじめに|「ChatGPTに個人情報を入力して大丈夫?」と不安になったら
  2. そもそも「個人情報」ってどんな情報?
    1. 名前・住所・電話番号・メールアドレス
    2. 家族に関する情報も注意
    3. 一見「個人情報ではなさそう」な情報にも注意
  3. ChatGPTに入力を避けたい情報
    1. できるだけ入力を避けたい個人情報
    2. パスワードや暗証番号は入力しない
    3. 他人の個人情報にも注意する
    4. 会社や仕事の機密情報にも注意する
  4. ChatGPTに相談するときは「個人情報をぼかす」のがコツ
    1. 名前は「Aさん」「子ども」などに置き換える
    2. 住所は必要な範囲まで大まかにする
    3. 学校名や会社名も一般化する
    4. 年齢や日付も必要な範囲だけ伝える
  5. 個人情報を最小限にしてChatGPTを活用する例
    1. 献立を考えてもらう
    2. メール文章を作ってもらう
    3. 旅行プランを考えてもらう
  6. ChatGPTにはデータを管理する設定もある
    1. 「モデルの改善に使用する」設定を確認する
    2. 一時チャット(Temporary Chat)とは?
    3. 「設定を変えれば何を入力してもいい」わけではない
    4. ここまでのポイント
  7. 初心者がやりがちな「危険な入力」の具体例
    1. 写真をそのままアップロードする
    2. メールやLINEを丸ごとコピーする
    3. 仕事の資料をそのまま貼り付ける
    4. 「AIなら大丈夫」と思ってしまう
  8. 個人情報が含まれている文章をChatGPTに相談したいときの5ステップ
    1. STEP1|本当にその情報が必要か考える
    2. STEP2|名前や住所などを削除する
    3. STEP3|「Aさん」「会社A」などに置き換える
    4. STEP4|必要最小限の情報だけ入力する
    5. STEP5|送信前にもう一度確認する
  9. ChatGPTに個人情報を入力してしまったらどうする?
    1. まず慌てない
    2. 不要な会話は削除する
    3. 重要な情報を入力した場合は追加対応を考える
    4. 今後は「入力前にぼかす」を習慣にする
  10. ChatGPTに個人情報を入力するときの「AI入力前チェック」
    1. ① その情報がなくても回答できない?
    2. ② その情報を他人に見られたら困らない?
    3. ③ 他人の情報なら、入力してよいもの?
    4. 迷ったら「入力しない・ぼかす」
  11. よくある質問|ChatGPTと個人情報について
    1. ChatGPTに名前を入力しても大丈夫?
    2. ChatGPTに住所を入力しても大丈夫?
    3. ChatGPTに子どもの情報を入力しても大丈夫?
    4. ChatGPTに写真をアップロードしても大丈夫?
    5. ChatGPTに個人情報を入力してしまったらどうすればいい?
    6. ChatGPTの会話を削除すれば安心?
    7. ChatGPTの「一時チャット」とは?
  12. まとめ|「個人情報を最小限にする」がChatGPTを安心して使う第一歩

はじめに|「ChatGPTに個人情報を入力して大丈夫?」と不安になったら

ChatGPTを使っていると、ふと「これって入力していいのかな?」と手が止まる瞬間はありませんか?

名前や住所はもちろん、家族のこと、仕事のことなど、私たちが何気なく入力してしまう情報には、個人の特定につながるものがたくさんあります。

「AIは便利そうだけど、個人情報が心配で使うのをためらってしまう」

そんな方も少なくないでしょう。

結論から言うと、ChatGPTを怖がって使わない必要はありません。

ただし、ChatGPTに入力する情報は、回答に必要な最低限にすることが大切です。

たとえば、本名を「Aさん」に、会社名を「勤務先」に置き換えるだけでも、個人を特定するための情報を減らせます。

また、ChatGPTにはデータの利用方法を管理するための設定や「一時チャット」などの機能も用意されています。

この記事では、

  • ChatGPTに入力を避けたい情報
  • 個人情報をぼかして相談する方法
  • 写真や仕事の資料を扱うときの注意点
  • ChatGPTのデータコントロールや一時チャット
  • うっかり個人情報を入力してしまったときの対処法

など、AI初心者が知っておきたいポイントをわかりやすく紹介します。

大切なのは、「ChatGPTは危険だから使わない」ということではありません。

「何を入力するかを自分でコントロールする」

この習慣を身につけて、ChatGPTを上手に活用していきましょう。

そもそも「個人情報」ってどんな情報?

まずは、ChatGPTに入力するときに注意したい「個人情報」について確認しておきましょう。

ここでいう個人情報は、名前のように直接その人を特定できる情報だけではありません。

ほかの情報と組み合わせることで、誰のことなのか分かってしまう場合もあります。

名前・住所・電話番号・メールアドレス

代表的なものとして、次のような情報があります。

  • 本名
  • 詳細な住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 勤務先
  • 学校名

ただし、これらがすべて単独で個人を特定できるとは限りません。

たとえば「会社員」という情報だけでは誰なのか分からなくても、「会社員・○○市在住・○○という部署」と情報が増えていけば、特定につながる可能性があります。

そのため、ChatGPTに入力するときは、「この情報は本当に必要かな?」と考える習慣をつけておくと安心です。

家族に関する情報も注意

自分自身の情報だけでなく、家族に関する情報にも注意が必要です。

特に子育て中の方は、次のような情報を何気なく入力してしまうことがあります。

  • 子どもの名前
  • 子どもの学校名
  • 子どもの学年・クラス
  • 家族の勤務先
  • 家族の連絡先
  • 家族の詳しい予定

たとえば、

「小学5年生の○○という子どもが、○○小学校で……」

と詳しい情報を入力するより、

「小学生の子どもが……」

と必要な範囲にとどめるほうが、個人を特定するための情報を減らせます。

一見「個人情報ではなさそう」な情報にも注意

意外と見落としやすいのが、文章や画像の中に含まれている情報です。

たとえば、

  • 写真
  • 書類のスクリーンショット
  • PTA名簿
  • メールの本文
  • 顧客情報
  • 仕事の資料

などがあります。

一つひとつの情報だけなら問題がなくても、複数の情報を組み合わせることで「誰のことなのか」が分かってしまう場合があります。

たとえば、

40代女性・神奈川県在住・子ども2人・○○小学校のPTA役員

という情報がそろえば、知らない人には分からなくても、身近な人には本人だと分かってしまうかもしれません。

「一つの情報だけなら大丈夫」と考えず、組み合わせたときに個人を特定できないか考えることも大切です。

ChatGPTに入力を避けたい情報

ここからは、具体的にどんな情報を入力しないほうがよいのか見ていきましょう。

すべての個人情報を同じように考える必要はありません。

「できるだけ入力を避けたい情報」と「絶対に入力しないようにしたい重要情報」を分けて考えると分かりやすくなります。

できるだけ入力を避けたい個人情報

必要がなければ、次のような情報は入力しないようにしましょう。

  • 本名
  • 詳細な住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 学校名
  • 勤務先
  • 子どもの名前
  • 家族の詳しい情報

もちろん、目的によっては一部の情報が必要になることもあります。

たとえば旅行プランを考えるなら「北海道在住」という情報が役立つかもしれません。

しかし、自宅の住所まで必要とは限りません。

回答に必要な情報だけを伝えることを意識しましょう。

パスワードや暗証番号は入力しない

一方、次のような情報は特に注意が必要です。

  • パスワード
  • クレジットカード番号
  • 暗証番号
  • 認証コード
  • APIキー

これらはChatGPTに限らず、むやみに第三者へ渡してはいけない重要な情報です。

たとえば、

「このパスワードを覚えやすいものに変更して」

とChatGPTに現在のパスワードを入力する必要はありません。

「パスワードを考えて」と相談するだけなら、現在使っているパスワードを伝えずに済みます。

「AIに相談するために、本当にその秘密情報そのものを伝える必要があるのか?」

と、一度考えてみましょう。

他人の個人情報にも注意する

自分自身の情報だけでなく、他人の個人情報を入力するときも注意が必要です。

たとえば、

「学校からもらった名簿をChatGPTに整理してもらおう」

という使い方を考えたとします。

名簿には、ほかの保護者や子どもの名前、連絡先などが含まれているかもしれません。

このような場合は、本人のプライバシーや、学校・PTAなどのルールにも配慮する必要があります。

自分の情報ではないから大丈夫、とは考えないことが大切です。

必要のない個人情報までまとめてChatGPTに入力するのは避けましょう。

会社や仕事の機密情報にも注意する

仕事でChatGPTを使う場合は、個人情報とは別に「会社の機密情報」にも注意が必要です。

たとえば、

  • 顧客名簿
  • 社内資料
  • 未公開情報
  • 契約書
  • 社外秘のデータ

などです。

これらは必ずしも「個人情報」とは限りませんが、外部に入力してはいけない重要な情報である可能性があります。

仕事でChatGPTを利用する場合は、勤務先のAI利用ルールや情報セキュリティに関する規定を確認することが大切です。

「個人情報ではないから入力しても大丈夫」とは限らない点に注意しましょう。

ChatGPTに相談するときは「個人情報をぼかす」のがコツ

ここまで読むと、

「それならChatGPTには何も入力できないのでは?」

と思うかもしれません。

でも、そんなことはありません。

ChatGPTに相談するときは、個人を特定するための情報を、必要な範囲まで減らすことがポイントです。

難しく考える必要はありません。

名前を「Aさん」に変えたり、会社名を「勤務先」に変えたりするだけでもいいのです。

名前は「Aさん」「子ども」などに置き換える

たとえば、メールの文章を作ってもらう場合。

入力例

山田花子さんへのメールを作って

とする代わりに、

取引先のAさんへのメールを作って

とします。

実際の名前がなくても、メールの文章を考えることはできます。

このように、名前を「Aさん」「Bさん」などに置き換えることで、個人を特定するための情報を減らせます。

住所は必要な範囲まで大まかにする

旅行や地域情報について相談するときも、詳細な住所まで伝える必要があるとは限りません。

たとえば、

神奈川県○○市○○町○丁目……

という住所が必要なのか、

神奈川県在住です

で十分なのかを考えてみましょう。

さらに大まかな情報でよければ、

関東在住です

でもいいかもしれません。

回答に必要な情報の細かさに合わせることがポイントです。

学校名や会社名も一般化する

学校や会社について相談するときも、実名を出す必要がなければ一般化できます。

たとえば、

  • 「○○小学校」→「小学校」
  • 「株式会社○○」→「勤務先」
  • 「○○病院」→「病院」
  • 「○○株式会社の営業部」→「勤務先の営業部」

といった具合です。

ChatGPTに相談したい内容が「文章の作成」や「アイデア出し」なら、具体的な名前がなくても回答できることはたくさんあります。

年齢や日付も必要な範囲だけ伝える

年齢や生年月日も、目的によって必要な情報の細かさが変わります。

たとえば、

1987年4月20日生まれです

と伝える必要があるのか、

40代女性です

で十分なのかを考えてみましょう。

もちろん、年齢や生年月日そのものが必要な相談もあります。

大切なのは、

「AIに伝える情報は、回答に必要な最低限にする」

という考え方です。

個人情報を最小限にしてChatGPTを活用する例

実際には、個人情報をほとんど使わずにChatGPTを活用できる場面がたくさんあります。

ここでは、身近な例を見てみましょう。

献立を考えてもらう

たとえば、こんな相談です。

40代女性と子ども2人の4人家族です。
1週間分の節約メニューを考えてください。

この相談に、本名や住所は必要ありません。

家族構成や食事の希望など、回答に必要な情報だけを伝えれば十分です。

メール文章を作ってもらう

PTAや仕事のメールを作る場合も、実際の名前や連絡先を入力する必要はありません。

PTAの役員として、保護者に送る案内文を作ってください。
内容は、次回の集まりの日程を知らせるものです。

このように、誰に送るのかを「保護者」「取引先」「上司」などの役割で伝えても、文章の下書きを作れます。

旅行プランを考えてもらう

旅行の場合も、自宅の詳しい住所を伝える必要はありません。

たとえば、

関東在住で、家族4人の夏休み旅行を考えています。
子どもも楽しめる場所を3つ提案してください。

という相談であれば、十分に旅行先を考えてもらえます。

もし「神奈川県から出発」という情報が必要なら、その段階で「神奈川県在住」と追加すればいいでしょう。

最初から細かい情報を全部伝えるのではなく、必要になった情報だけ追加する。

これも、AIを安全に使うためのコツです。

ChatGPTにはデータを管理する設定もある

ここまで紹介した「入力する情報を減らす」という方法に加えて、ChatGPTにはデータの取り扱いを管理するための設定もあります。

OpenAIでは、ChatGPTのデータコントロールから、会話内容をモデルの改善に使用するかどうかを選択できます。また、「一時チャット」という機能も用意されています。

ただし、設定を変更したからといって、個人情報を何でも入力してよいわけではありません。

まずは「必要な情報だけ入力する」ことを基本にして、そのうえでデータ設定を確認すると考えましょう。

「モデルの改善に使用する」設定を確認する

ChatGPTには、会話内容をOpenAIのモデル改善に使用するかどうかを管理できるデータコントロールがあります。

個人向けのChatGPTでは、設定からモデル改善への利用をオフにすることができます。

オフにすると、新しい会話はモデルの学習に使用されなくなります。

ただし、設定画面や名称は今後変更される可能性があります。

実際に設定を変更するときは、ChatGPTの最新の設定画面やOpenAI公式ヘルプも確認しましょう。

一時チャット(Temporary Chat)とは?

ChatGPTには「一時チャット」という機能もあります。

一時チャットでは、通常のチャット履歴に表示されず、モデルの改善にも使用されません。

ただし、

「履歴に表示されない=その瞬間に完全に消去される」

という意味ではありません。

OpenAIの案内では、安全上の目的で一時チャットのコピーが最大30日間保持される場合があります。

一時チャットを使う場合も、「重要な個人情報を何でも入力していい」ということではありません。

「設定を変えれば何を入力してもいい」わけではない

ここは、特に覚えておいてほしいポイントです。

「モデル改善をオフにしたから、個人情報をどんどん入力してOK」

というわけではありません。

基本はあくまで、

「入力しなくて済む個人情報は入力しない」

ことです。

データコントロールや一時チャットは、その基本に加える追加の対策として考えておきましょう。

また、ChatGPTには個人向けプランだけでなく、仕事向けのプランもあります。仕事で利用する場合は、勤務先のルールや利用しているサービスの契約内容も確認することが大切です。


ここまでのポイント

ここまでの内容を、いったん簡単にまとめてみましょう。

  • ChatGPTに入力する情報は、回答に必要な最低限にする
  • 本名や詳細な住所などは、必要がなければ入力しない
  • パスワードや認証コードなどの重要情報は入力しない
  • 他人の個人情報や会社の機密情報にも注意する
  • 名前や会社名などは「Aさん」「勤務先」などに置き換えられる
  • ChatGPTにはデータコントロールや一時チャットなどの機能もある
  • ただし、設定を変更しても「何でも入力していい」という意味ではない

ここまで押さえておけば、ChatGPTを使うときの基本的な考え方がかなり分かってきます。

次は、「初心者がやりがちな危険な入力」「個人情報を含む文章を相談するときの5ステップ」「うっかり入力してしまったときの対処法」「AI入力前チェック」「よくある質問」について、具体的に紹介していきます。

初心者がやりがちな「危険な入力」の具体例

ここまで、ChatGPTに入力する情報をできるだけ少なくすることや、名前などを別の表現に置き換える方法を紹介しました。

とはいえ、実際にChatGPTを使っていると、「これくらいなら大丈夫かな?」と迷う場面もありますよね。

ここでは、初心者がやってしまいがちな入力例を見てみましょう。

写真をそのままアップロードする

ChatGPTでは、画像を使って質問することもできます。

たとえば、

  • 写真に写っているものを説明してもらう
  • 書類の内容を整理してもらう
  • 手書きの文章を読み取ってもらう
  • 表の内容をまとめてもらう

といった使い方ができます。

とても便利ですが、画像の中に個人情報が含まれていないか確認してからアップロードすることが大切です。

たとえば、次のようなものが写り込んでいないでしょうか。

  • 子どもの顔や名札
  • 住所が書かれた書類
  • 学校名が分かるプリント
  • 名前や電話番号
  • 宅配便の伝票
  • 身分証明書
  • QRコードやバーコード
  • 背景に写った住所表示

「質問したい部分は小さなメモだけだから大丈夫」と思っていても、写真の端に別の情報が写っていることがあります。

アップロードする前に、**「この画像をそのまま他人に見せても困らないかな?」**と一度確認する習慣をつけましょう。

メールやLINEを丸ごとコピーする

「このメールにどう返信したらいい?」という相談は、ChatGPTの便利な使い方のひとつです。

ただし、受信したメールやメッセージをそのままコピーすると、

  • 相手の名前
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 住所
  • 会社名
  • 個人的な事情

などが含まれている可能性があります。

文章を相談するときは、必要のない部分を削除したり、

山田さん

Aさん

に置き換えたりしてから入力するとよいでしょう。

たとえば、

そのまま貼り付ける

山田花子さんから「○月○日に○○駅で……」

ではなく、

必要な情報だけにする

取引先のAさんから、○月○日の打ち合わせについて連絡が来ました。
丁寧な返信文を作ってください。

という形にします。

文章の作成が目的なら、実際の名前や連絡先がなくても十分相談できます。

仕事の資料をそのまま貼り付ける

仕事の資料をChatGPTに要約してもらったり、文章を整えてもらったりするのも便利な使い方です。

しかし、会社の資料には、

  • 顧客情報
  • 売上データ
  • 社内だけで共有している情報
  • 未公開の商品情報
  • 契約内容
  • 取引先情報

などが含まれている場合があります。

「個人情報が入っていなければ大丈夫」とは限りません。

会社の情報をChatGPTに入力してよいかどうかは、勤務先のルールを確認しましょう。

もし利用が認められていても、必要のない情報を削除してから使うことをおすすめします。

「AIなら大丈夫」と思ってしまう

ChatGPTは、文章を考えたり相談に乗ってくれたりするので、まるで人間と会話しているような感覚になることがあります。

でも、

「AIだから何を話しても大丈夫」

と考えるのは避けましょう。

AIは便利な相談相手ですが、何でも話してよい相手というわけではありません。

ChatGPTに入力するときは、

「この情報は、本当に回答に必要かな?」

「この情報が誰かに知られたら困らないかな?」

と一度考えてから送信する習慣をつけましょう。


個人情報が含まれている文章をChatGPTに相談したいときの5ステップ

「文章を添削してほしいけれど、個人情報が含まれている……」

そんなときは、次の5ステップを試してみてください。

STEP1|本当にその情報が必要か考える

まず、その情報が回答に必要なのか考えます。

たとえば、PTAのお知らせ文を作ってもらうだけなら、役員の本名や電話番号は必要ありません。

「保護者向けのお知らせを作って」と伝えれば、文章の下書きを作ってもらえます。

STEP2|名前や住所などを削除する

必要のない個人情報は、入力前に削除しましょう。

たとえば、

  • 本名
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 詳細な住所
  • 学校名
  • 顧客名

などです。

STEP3|「Aさん」「会社A」などに置き換える

文章の流れ上、誰かを区別する必要があるなら、情報を完全に削除する代わりに置き換えます。

たとえば、

  • 山田さん → Aさん
  • 鈴木さん → Bさん
  • 株式会社○○ → 会社A
  • ○○小学校 → 小学校
  • ○○病院 → 病院

といった具合です。

STEP4|必要最小限の情報だけ入力する

「念のため」と情報を追加していくと、いつの間にか必要以上の個人情報を入力してしまうことがあります。

AIに伝える情報は、

「回答するために本当に必要な情報は何か?」

という基準で選びましょう。

STEP5|送信前にもう一度確認する

最後に、送信ボタンを押す前に一度読み返します。

「名前や住所が残っていないかな?」

「他人の情報が入っていないかな?」

「この情報は本当に必要かな?」

この数秒の確認だけでも、うっかり入力を防ぎやすくなります。


ChatGPTに個人情報を入力してしまったらどうする?

「気をつけていたのに、うっかり入力してしまった!」

そんなときも、まずは落ち着きましょう。

入力した情報の種類によって、必要な対応は変わります。

まず慌てない

名前や住所などをうっかり入力したからといって、すぐにパニックになる必要はありません。

まずは、

「何を入力したのか」

を確認しましょう。

入力した情報が単なる名前なのか、住所や連絡先なのか、パスワードなどの重要情報なのかによって対応が変わります。

不要な会話は削除する

入力した内容が不要になった場合は、該当するChatGPTの会話を削除することもできます。

通常のChatGPTの会話は、削除するとアカウント上からすぐに削除され、OpenAIのシステムからも原則として30日以内に永久削除される予定と案内されています。

ただし、法的・セキュリティ上の理由などによって例外があるため、「削除した瞬間にすべてのコピーが完全に消える」と考えないようにしましょう。

重要な情報を入力した場合は追加対応を考える

特に注意したいのが、

  • パスワード
  • クレジットカード番号
  • 暗証番号
  • 認証コード
  • APIキー

などを入力してしまった場合です。

このような重要情報は、ChatGPT上の会話を削除するだけでは十分とは限りません。

たとえばパスワードを入力してしまった場合は、そのパスワードを使っているサービス側で変更することを検討しましょう。

クレジットカード情報については、必要に応じてカード会社に相談します。

大切なのは、

「ChatGPTの会話を削除したから大丈夫」と考えず、入力した情報そのものに応じて対応すること

です。

今後は「入力前にぼかす」を習慣にする

個人情報を入力してしまった後に削除するより、最初から入力しないほうがシンプルです。

そのため、

「入力してから考える」のではなく、「入力する前に一度考える」

という習慣を身につけましょう。


ChatGPTに個人情報を入力するときの「AI入力前チェック」

ここまでの内容を、もっと簡単なルールにまとめてみましょう。

ChatGPTに何かを送信する前に、次の3つの質問を自分にしてみてください。

① その情報がなくても回答できない?

まず、

「この情報がなくてもChatGPTは回答できる?」

と考えます。

もし、

「なくても回答できそう」

と思ったら、入力しなくてもいい情報かもしれません。

反対に、その情報が回答に必要なら、次の質問に進みます。

② その情報を他人に見られたら困らない?

次に、

「この情報が誰かに知られたら困らない?」

と考えます。

「知られたら困る」と感じる情報なら、入力しないか、できるだけ具体性を下げましょう。

たとえば、

「神奈川県○○市○○町○丁目」

ではなく、

「神奈川県」

で済むなら、後者を使います。

③ 他人の情報なら、入力してよいもの?

最後に、他人の情報が含まれていないか確認します。

家族、友人、同僚、顧客、PTAの保護者など、自分以外の人の情報を入力するときは特に注意しましょう。

本人のプライバシーや、学校・会社などのルールに配慮し、必要のない情報は入力しないようにします。

迷ったら「入力しない・ぼかす」

3つの質問に答えても迷う場合は、

「入力しない」

または、

「情報をぼかす」

という選択をしましょう。

ChatGPTは、必要な情報が少なくても相談できることがたくさんあります。

「全部伝えないと良い回答がもらえない」と考える必要はありません。


よくある質問|ChatGPTと個人情報について

ここでは、ChatGPTを使い始めた人が気になりやすい疑問に答えます。

ChatGPTに名前を入力しても大丈夫?

絶対に入力してはいけないというわけではありませんが、回答に必要がなければ入力しないことをおすすめします。

「Aさん」「友人」「取引先」などに置き換えても回答できる場合は、具体的な名前を出す必要はありません。

ChatGPTに住所を入力しても大丈夫?

詳細な住所が本当に必要なのかを考えてみましょう。

旅行や地域情報について相談するなら、「関東」「神奈川県」など、大まかな地域で十分な場合もあります。

番地や建物名まで入力する必要がなければ、省略しましょう。

ChatGPTに子どもの情報を入力しても大丈夫?

子どもの名前や学校名など、特定につながる情報はできるだけ避けましょう。

たとえば、

「小学5年生の子ども」

という表現でも相談できることはたくさんあります。

子どもの顔写真や学校のプリントなどをアップロードするときも、名前や学校名、住所などが写っていないか確認しましょう。

ChatGPTに写真をアップロードしても大丈夫?

写真を使って質問すること自体が問題というわけではありません。

ただし、アップロードする前に、写真の中に個人情報が含まれていないか確認しましょう。

特に、

  • 名札
  • 住所
  • 電話番号
  • 学校名
  • 身分証明書
  • QRコード
  • 宅配便の伝票

などが写っていないかチェックすると安心です。

必要であれば、個人情報が写っている部分を隠したり、必要な部分だけを切り取ったりしてから使いましょう。

ChatGPTに個人情報を入力してしまったらどうすればいい?

まずは慌てず、何を入力したのか確認しましょう。

不要な会話は削除できます。

もしパスワードや認証コードなどの重要情報を入力してしまった場合は、会話を削除するだけでなく、該当サービス側でパスワードを変更するなど、情報の種類に応じた対応を行いましょう。

ChatGPTの会話を削除すれば安心?

会話の削除は対策のひとつですが、「入力しない」ことが基本です。

通常の会話は削除するとアカウントから削除され、OpenAIの案内では原則として30日以内にシステムから永久削除される予定です。ただし、法的・セキュリティ上の理由などによる例外があります。

そのため、

「あとで削除すればいい」

と考えるより、

「最初から必要のない情報は入力しない」

という習慣を身につけるほうが分かりやすいでしょう。

ChatGPTの「一時チャット」とは?

一時チャットは、通常のチャット履歴に表示されず、モデルの改善にも使用されない会話モードです。

ただし、「履歴に表示されない=その場ですべて消去される」という意味ではありません。

OpenAIの案内では、安全上の目的で一時チャットのコピーが最大30日間保持される場合があります。

一時チャットを利用するときも、重要な個人情報を何でも入力してよいわけではありません。


まとめ|「個人情報を最小限にする」がChatGPTを安心して使う第一歩

ChatGPTは、献立を考えたり、メールを書いたり、旅行のアイデアを出したりと、私たちの生活を便利にしてくれるAIです。

一方で、便利だからこそ「何を入力するか」には少し注意が必要です。

今回の記事で紹介したポイントをまとめます。

  • ChatGPTに入力する情報は、回答に必要な最低限にする
  • 本名や詳細な住所、連絡先などは必要がなければ入力しない
  • パスワードや暗証番号、認証コードなどの重要情報は入力しない
  • 家族や友人、顧客など、他人の個人情報にも注意する
  • 会社の機密情報は、勤務先のルールを確認してから扱う
  • 名前は「Aさん」、会社名は「勤務先」などに置き換えられる
  • 写真やスクリーンショットも、個人情報が写っていないか確認する
  • ChatGPTにはデータコントロールや一時チャットなどの機能がある
  • ただし、設定を変更しても「何でも入力していい」という意味ではない
  • 迷ったときは「入力しない・ぼかす」を基本にする

特に覚えておきたいのは、

「AIに全部伝える必要はない」

ということです。

ChatGPTに良い回答をしてもらうために、必要以上の個人情報を伝える必要はありません。

「40代女性」「子どもが2人」「関東在住」のように、目的に必要な範囲だけを伝えて相談できることもたくさんあります。

そして、名前を「Aさん」、会社を「勤務先」に変えるだけでも、入力する情報を減らせます。

AIを必要以上に怖がる必要はありません。

「何を入力するか」を自分でコントロールする。

これが、ChatGPTを安心して使い続けるための基本です。

最初は、

「これ、本当にChatGPTに伝える必要があるかな?」

と送信前に一度考えるだけでも十分です。

その小さな習慣から、安心できるAIの使い方を始めてみましょう。


本記事は、ChatGPTを利用する際の一般的な注意点を紹介するものです。ChatGPT(OpenAI)の仕様、機能、データの取り扱い、設定画面などは変更される可能性があります。実際に利用する際は、最新のOpenAI公式情報もあわせてご確認ください。

ミカ

40代女性。特別なITスキルはないけれど、AIを使って毎日の暮らしを少しずつラクに、豊かにする実験を続けています。家事、仕事、お金、美容、学び。AIを「難しい技術」ではなく、「暮らしの相棒」として楽しむ方法を発信中。

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